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第5回 <基礎レベル・応用レベル>「OCTA講習会&トレーニング 2024秋」DDCoMS-PCoMS-RISME 計算物質科学セミナーシリーズ2024(11/12開催)

DxMT協賛のセミナーシリーズ、「DDCoMS-PCoMS-RISME 計算物質科学セミナーシリーズ 2024―計算科学によるデータ創出、活用にむけて―」の第5回の開催内容を以下の通りご案内申し上げます。

 

【タイトル】
DDCoMS-PCoMS-RISME 計算物質科学セミナーシリーズ 2024
―計算科学によるデータ創出、活用にむけて―

 

セミナーシリーズ概要
本セミナーシリーズでは、計算科学による大規模な材料データの創出例や活用例、計算物質科学とデータ科学の融合研究例を紹介する。2024年度は「計算材料科学が主導するデータ駆動型研究手法の開発とマテリアル革新(DDCoMS)」のメンバーによる事例紹介や、データ科学を活用した材料研究の事例紹介を行う。また、それらの研究手法を理論とアプリの実習から学ぶハンズオン付き講習会も開催する。

 

【第5回の開催内容】
・タイトル:第5回<基礎レベル・応用レベル> (2024/11/12)13:00-18:00「OCTA講習会&トレーニング 2024秋」
・講師:青柳 岳司(旭化成株式会社 博士)
 本田 隆(お茶の水女子大学 特任教授)
 小沢 拓(株式会社JSOL 博士)
・日時:2024年11月12日(火)13:00-18:00 [オンライン開催]
 オンライン開催、事前登録制です。
・主な対象:理工系の大学院生、および研究者の方
・講演レベル:<基礎レベル>計算物質科学が専門外のMC学生以上
       <応用レベル>DC、PD、研究者、計算物質科学が専門のMC学生
・定員・参加費:60名・参加費無料
・5回の概要および事前申込用URL:
https://pcoms.imr.tohoku.ac.jp/R06/DDCoMS-PCoMS-RISME-CMS-seminars-2024/

 

【スケジュール】
13:00-13:05 開会挨拶 久保 百司 (東北大学)
13:05-13:45 OCTAの概要 小沢 拓(40分)
13:45-14:15 COGNACの機能と事例紹介 青柳 岳司(30分)
14:15-14:55 SUSHIの機能と事例紹介 本田 隆(40分)
14:55-15:15 休憩(15分)
15:15-15:25 全体質問(10分)
15:25-17:55 OCTAトレーニング 小沢 拓 (150分)
・ファイル操作や可視化、Pythonスクリプトの使い方
・COGNACとSUSHIを用いたマルチスケールシミュレーション
・AIToolを用いたシミュレーション結果の機械学習(画像分類)
※ 講師がサポートします
17:55-18:00 閉会挨拶 川勝 年洋 (東北大学)

 

【概要】
 今回、産学の双方で利用者が多く、マルチスケール シミュレーションに加え、シミュレーション結果の機械学習も可能な「ソフトマテリアルのための統合シミュレータ:OCTA」の講習会を、DDCoMS、PCoMS、RISMEとの共催で実施いたします。
 「ソフトマテリアルのための統合シミュレータ:OCTA」は経済産業省およびNEDOの出資による「高機能材料設計プラットフォームの研究開発」通称「土井プロジェクト」)の成果物として2002年に公開されました。
プロジェクト終了後もバージョンアップが続けられ、2024年9月に最新版のOCTA8.5がリリースされました。
 また、2017年7月には、OCTAの応用事例をまとめた成書である「高分子材料シミュレーション-OCTA活用事例集」(化学工業日報社)の増補版も発行されました。2016年7月には同書の英訳に相当する”Computer Simulation of Polymeric Materials. Applications of the OCTA System"もSpringer社から出版されています。
 さらに、経済産業省およびNEDOの出資により、2016年度に産業技術総合研究所を中心として始動した「超先端材料超高速開発基盤技術プロジェクト」においてAI活用による材料開発の加速などを目的としてOCTAの機能拡張が実施され、その成果はOCTA8.5にも搭載されました。
 これらの背景のもとに、このたびOCTAの講習会とトレーニングを開催します。OCTAを使い始めたばかりの方、これからOCTAを使ってみようとする方、あるいは「そもそもOCTAって何?」という興味を持たれた方など、主に初心者向けの内容です。
 前半ではシミュレーションに用いられている理論的背景の解説を行い、その後、後半にてその実際にOCTAを使って操作法を学んでいただきます。
(各自のPCにOCTAをインストールして頂きます)。
内容としては、
・OCTAの代表的な入出力ファイルとその可視化方法
・OCTA上でのPythonスクリプトの使い方
・COGNAC(分子動力学エンジン)とSUSHI(平均場法エンジン)を用いたマルチスケールシミュレーション
・AITool(機械学習ツール)を用いたシミュレーション結果の機械学習のデモ などを取り上げます。
 また、最後にOCTAに関する総合的な質疑応答の時間を取り、ユーザー、エンジン開発者との直接的な議論の場を設けます。

 

【関連サイト】

https://pcoms.imr.tohoku.ac.jp/R06/DDCoMS-PCoMS-RISME-CMS-seminars-2024/

 

【お問い合わせ先】

東北大学 金属材料研究所
PCoMS事務局 < pcoms=grp.tohoku.ac.jp >
([ = ] を [ @ ] にしてください)

 

【主催】

DDCoMS-PCoMS-RISME