DxMT協賛のセミナーシリーズ、「DDCoMS-PCoMS-RISME 計算物質科学セミナーシリーズ 2024―計算科学によるデータ創出、活用にむけて―」の第6回から第8回までの開催内容を以下の通りご案内申し上げます。
第6回、第7回は、DDCoMSの先生方による研究成果に関するご講演(日本語)、第8回はDxMT外の第一原理計算アプリケーションTOMBOの開発者の先生方による実習付きセミナー(英語)です。
部分参加可能ですので、ご興味をお持ち頂ける内容がございましたらぜひご参加ください。
【タイトル】
DDCoMS-PCoMS-RISME 計算物質科学セミナーシリーズ 2024
―計算科学によるデータ創出、活用にむけて―
【セミナーシリーズ開催概要】
本セミナーシリーズでは、計算科学による大規模な材料データの創出例や活用例、計算物質科学とデータ科学の融合研究例を紹介する。2024年度は「計算材料科学が主導するデータ駆動型研究手法の開発とマテリアル革新(DDCoMS)」のメンバーによる事例紹介や、データ科学を活用した材料研究の事例紹介を行う。また、それらの研究手法を理論とアプリの実習から学ぶハンズオン付き講習会も開催する。
【第6回の開催内容】
・タイトル:第6回<応用レベル>「第一原理計算による無機電子材料の設計と新材料開拓」
・講師:大場 史康(東京科学大学 教授)
・日時:2025年1月15日(水) 13:00 - 14:30(最長15:00) [オンライン開催]
・登録締切:2025年1月14日(火)13時(1月14日(火)17:00までに接続方法をご案内します。)
・概要:
理論計算により高精度かつ系統的な材料特性の予測ができれば、一般に難題である新材料の開拓を加速できる可能性がある。本セミナーでは、無機材料の基礎的特性や点欠陥・表面等の局所構造・特性の予測のための第一原理計算手法を概説するとともに、窒化物・酸化物半導体等の設計や新材料探索への応用例を紹介する。また、第一原理計算データを用いた機械学習モデルによる無機材料の特性予測及び新材料探索の効率化や化学的傾向の俯瞰的な解析への展開についても議論する。
【第7回の開催内容】
・タイトル:第7回<応用レベル>「マルチスケール分子動力学による分子機能デザイン」
・講師:杉田 有治(理化学研究所 主任研究員)
・日時:2025年2月13日(木)13:00-15:00 [オンライン開催]
・登録締切:2025年2月12日(水)13時
・概要:
生体分子や高分子の分子機能を理解したり、新しい分子デザインを行うために、分子動力学計算は有効な手法の一つと考えられている。この手法を階層的な分子モデルと組み合わせ、さらに効率の良い構造探索手法を用いることにより、実験結果と比較しうる結果を得ることが可能となってきた。理研を中心に開発しているソフトウェアGENESISとそこに導入された計算手法やモデルを紹介する。
【第8回の開催内容】
・タイトル:<基礎レベル・応用レベル> 「TOMBO Seminar: Introduction, Examples, and Hands-On 2025 March」(英語開催、実習付き)
・講師:大野かおる 名誉教授(横浜国立大学)
川添 良幸 名誉教授/NICHeシニアリサーチフェロー(東北大学)
佐原 亮二 グループリーダー(物質・材料研究機構)
Aaditya Manjanath 博士(物質・材料研究機構)
・日時:2025年3月28日(金)13:00-17:00 [オンライン開催]
・登録締切:2025年3月27日(木)13時
・概要/Overview
This seminar is for anyone, who is interested in the first-principles code, TOMBO. TOMBO uses the all-electron mixed basis approach, in which one-electron orbitals are expressed with both plane waves and atomic orbitals. TOMBO can handle both isolated systems and crystal (or periodic) systems in a unified way. It can perform not only LDA calculations but also GW calculations. It also handles the TDGW molecular dynamics (MD) simulations in the excited states as well as the usual ab initio MD simulations in the ground state, which can produce big data.
質疑応答は、日本語でも可能です。
【第6回〜第8回 申し込み方法/How to apply 】
以下URLより「申込方法と〆切」をご参照ください。
https://pcoms.imr.tohoku.ac.jp/R06/DDCoMS-PCoMS-RISME-CMS-seminars-2024/
【主な対象】理工系の大学院生、および研究者の方
・講演レベル:<基礎レベル>計算物質科学が専門外のMC学生以上
<応用レベル>DC、PD、研究者、計算物質科学が専門のMC学生
・定員・参加費:60名・参加費無料
【共催】
計算材料科学が主導するデータ駆動型研究手法の開発とマテリアル革新(DDCoMS)
計算物質科学人材育成コンソーシアム(PCoMS)
極限環境対応構造材料研究拠点(RISME)
【協賛】
東北大学金属材料研究所計算材料学センター(CCMS)
計算物質科学協議会(CMSF)
データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト(DxMT)データ連携部会
一般財団法人 高度情報科学技術研究機構(RIST)
【問い合わせ先】
東北大学 金属材料研究所
PCoMS事務局 < pcoms=grp.tohoku.ac.jp >
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