2022年度から本格実施となった文部科学省の「データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト事業」においてNIMSはデータ連携部会の中核機関に選定されております。そこでデータ連携部会の活動の一環として、GUIを用いたワークフロー実行ソフトOrange Data Miningによるマテリアルズ・インフォマティクス連続ハンズオンを2023年度8月1日(火),8月3日(木),8月10日(金)の全3回で集中的に開催しました。
参加者数
のべ数 : 223名
内訳
- academia : 115名 (51.6%)
- company : 90名 (40.4%)
- others : 9名 (4.0%)
- overseas : 9名 (4.0%)
2015年に始まった情報統合型・材料開発イニシアティブ発足時からMIに取り組み、これまでにMIを解説する書籍を2冊出版している木野日織 NIMS主幹研究員を講師とし、簡単な物質例を使って、MI に必要なデータ解学の基礎知識から簡単な応⽤までを「習うより慣れろ」を⽅針として解説しました。
ハンズオン内容
基礎編 : 実際にOrange Data Miningワークフローを動かして基礎的なテータ解析学⼿法 (回帰次元圧縮、分類、クラスタリング)を解説しました。(第一,二回目)
応⽤編 : Orange Data MiningではPython widgetにPython scriptを記載することが可能であり,ChatGPTを用いてOrange Data Miningのワークフローと連携するPython scriptを作成し,動作させる例を紹介しました。(第三回目)
内容に関してはセミナー内容スライドにて詳細をご確認ください。
第一回目:
https://www.docswell.com/s/3465680103/KJLQQN-2023-07-26-155643
第二回目:
https://www.docswell.com/s/3465680103/5ENYJE-2023-07-30-205220
第三回目:
https://www.docswell.com/s/3465680103/5DEW88-2023-08-04-215519
講師
⽊野 ⽇織 博⼠ (理学)
国⽴研究開発法⼈ 物質・材料研究機構 主幹研究員
東京⼤学⼤学院理学系研究科博⼠課程卒、東京⼤学物性研究所物性理論部⾨助⼿などを経て、2015 年に始まったJSTイノベーションハブ構築⽀援事業の⼀環である (国) 物質・材料研究機構に情報統合型物質・材料開発イニシアティブ発⾜時からMI 研究を⾏う。
参考図書
本チュートリアルは以下の書籍を基に⾏われましたが、書籍の購⼊を薦めるものではありません。
⽊野 ⽇織、ダム ヒョウ チ著「Orange Data Mining ではじめるマテリアルズインフォマティクス」近代科学社、ISBN:9784764906310
⽊野 ⽇織、ダム ヒョウ チ著「Python ではじめるマテリアルズインフォマティクス」近代科学社Digital、ISBN:9784764960466
免責事項
本セミナーのスクリプトやデータを用いて得られた結果について、主催者ならびに講師は一切の責任を持ちません。