以下の要領で2024年1月12日(金)に2023年度DxMT事例セミナーを開催いたします。パッケージ管理システムはPythonパッケージのインストールで必ず使用しますが、物理・化学研究者にとっては非専門分野であり系統だった理解はされていないと思います。本セミナーではPythonプログラミングのためのパッケージ管理システムについて紹介し、特にpoetryの具体的な利用方法に焦点を当てご講演していただきます。
対象者 : パッケージ管理システムの初心者で、データ駆動型材料研究に従事する初心者から専門家までを対象とします。
2024年1月12日 (金) 13:00~14:00
オンライン開催
以下URLより事前に参加登録をお願いいたします。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_kCaefpNwQ8CEjJhwNme3aA
【講師】
国立研究開発法人 物質・材料研究機構
技術開発・共用部門 主幹エンジニア
藤間 淳
【タイトル】
Pythonのパッケージ管理ツールについてのご紹介
【要旨】
Pythonは、シンプルな構文、強力なオープンソースコミュニティによるドキュメンテーションやサンプルコードの豊富さなどの特徴により、初学者でも理解しやすいプログラミング言語です。さらに、データ解析や機械学習のためのライブラリ・フレームワークもパッケージとして豊富に提供されており、データ駆動型材料研究を進める上での協力なツールとして広く利用されています。
一方で、使用するパッケージが増えてくると、インストール先のOS、パッケージ間の依存関係、Pythonバージョン、解析プロジェクトごとの仮想環境などの管理が重要になります。Pythonはパッケージの管理方法が継続的に改善されてきたという歴史的経緯もあり、その発展に応じて様々なパッケージ管理システムが開発され、公開されています。
本セミナーでは、Pythonで開発を行う際のいくつかのパッケージ管理システムについて紹介し、それらの比較を行います。また、その中からpoetryを例に、利用環境のセットアップ、プロジェクトの作成、依存パッケージのインストール方法などの具体的な利用方法についても紹介します。